片恋…辞書には、
一方的に恋をする…とか、
片思い…
とある。
片恋は…
いいものである。(片思いは好きだね)
特にそれが初恋で、
更には、中学生の頃で…
そして、相手が同級生…或いは先輩…(後輩に片恋はダメである…が、女子はこの限りでは無い)
などである片恋は、美しいと思う。
中学生の頃は…
フォークダンスで女子と手を繋ぐのでさえ照れ臭く、顔を赤らめたものだ。
そしてそれが、意中の人だったりしようものなら、大変ドギマギとしたものだった。
高校生くらいになると、これがまたそうでもないのだが、まぁ高校生でも…悪くは無いかな。
相思相愛…
相思…互いに慕い思うこと…
相愛…互いに慕い思うこと…互いに愛し合うこと…
とある。
同じ事をいちいち2回繰り返しているだけだ。
諸恋…とも言うらしい。
相思相愛…
小学生くらいまでは、無邪気で可愛らしく見えるのだが(ギリギリ中学生)それ以降は、なんだか淫乱めいている。
いい年をして手を繋いで歩いているのを見ると、なんだか汚らわしい。
しかもそれが…
渋谷円山町などである場合は『ほ ほぅ…』とか『そうか そうか…ふむふむ』等と言ってやりたくなる。(電車の中でも同じ事だ)
一体全体…
純なハートは消え失せてしまいました。
いつの間に僕は、この様な事を考えるオトナになってしまったのだろうか?(あぁ嫌だ 嫌だ)
まぁ…
それはともかくとして、
あの時のフォークダンスで、せっかく意中の人と当たったのに、照れ臭くて手を握らなかったのは、正に一生の不覚であった。
(記憶が美化されていなければ、間違いなくこんな感じの娘だった…)
しかも…
事もあろうに、大の苦手としていたFさんに…
『こーゆー時は…ちゃんと女の子と手を繋がないと、女の子に対して失礼なんだからネ…』
などと言われ、握りたくも無い手を強引に握られてしまった。(あぁ…なんたる事か)
まぁ何にしても…"片恋で初恋"…は、最強であると思う。
何が何でも片恋だ。
そして大事なのは…
その対象人物に、あまり深入りはしない事だ。
想いを寄せる人について知り過ぎると、がっかりする事が多々あるからだ。
少し距離を置いていた方がいい。(この場合ずっと片思いが続く)
身分違いの片恋…
これこそ、最強の中の最強だ。
分かりやすいのは…
オスカル&アンドレ だ。
僕としては…
あるところから、アンドレが自信満々になるのが、嫌だった。
アンドレは、オスカルを抱いてはいけない…いけなかったのだ。
まぁ…最後は相思相愛になるのだから、これはまぁ良しとしよう。
愛と誠…
この場合は、早乙女愛と岩清水くん(だったか?)だ。
『君の為なら死ねる』みたいな事を言っても、早乙女愛の心は動かされなかった。
自分が、最強の片恋である事を公言した岩清水くんに乾杯!
林紀子…
乾物屋の、のりちゃん。
身分違い…では無いが、住む世界が圧倒的に違った。
白木葉子 お嬢さん。
片恋…と言ってよいものか?
原作もよいが、テレビ アニメもよかった。
片恋は美しい。
ごく稀ではあるが…
互いに、片恋であると思い込んでいる。
そんな物だから…
2人は、ドギマギ ヤキモキ しながら毎日を過ごしている。
アニメや青春ドラマの王道だ。
しかし実生活の中で、それに気がつかないほど、鈍感で鈍い人は中々居ないと思う。
でもまぁ…
自分で言うのも何だが…
あの時、お互いに手を握りあわなかったのは…
彼女…
もまた、照れ臭く…
僕と同じ様に、純なハートの持ち主だったからだろと思う。
(片面…ラブチェアーにすわって…みたい…みたかった)