赤い激流…第8話までみたが…
もの凄すぎる。
バカヤロー!
お前って奴は、どこまでヒネくれてやがる!
素直じゃない水谷豊に、鉄男の我慢も限界に…。
兄、宇津井健さんとの約束を破り、宇津井健さんの腕の秘密を、話す。
『兄貴はお前を助けた時に腕を……兄貴の腕は、あと数ヶ月で動かなくなる…ピアノが弾けなくなるんだ…』
薄々感じてはいたが…
ショックを受ける水谷豊。
先生…
俺、先生の…
俺が先生の右腕になって、ピアノを弾くよ。毎朝コンクールに優勝して、一流のピアニストになってみせるよ。
だから俺に、ピアノを教えてください!
水谷豊は…
この辺りから、素直な青年になってくる。
最初のうちは…
ヒネくれて、宇津井健さんの気持ちが通じないのには、随分やきもきしたが、今は違う。
緒形拳は…
駄目な父親だが、やはり実の父親は放ってはおけない。
そしてその行動が、皆の誤解を受ける。
当時…
日本中が、水谷豊から目が離せなくなっていた。(と…思う)
この男…
緒形拳。
かつては、天才ピアニストと言われた男。
水谷豊の父親、松尾嘉代さんの夫でもある。
パリで自殺したと言われていたが、実は生きていた。
そして、東京に舞い戻ってきた。
日本に帰国する際、パスポートを偽造するやらなんやらの罪で、一度は逮捕される。
が…
あっさりと、保釈。
何と、保釈金を出したのは、宇津井健さんだ。
検事の長男を通じて、保釈金の50万円を渡す、宇津井健さん。
父親のお人好し加減に呆れる、長男。
しかし…
この男には、そんな宇津井健さんの誠意など通じない。
かつてのライバル、宇津井健さんを憎んでいる。
宇津井家に、居候はするわ…
ふてくされるわ…
ワァーッハッハッハッ…
お前のせいで俺の人生はめちゃくちゃになったんだ!
とーさん!
うぅ…
暴れまくるわ…もー大変。
あーっはっはっはっはっ!
あーっはっはっはっはっ!
日本中を敵にまわした、緒形拳。
ある意味、名演と言える。
そんな父親に愛想が尽きた、水谷豊。
父親を絞め殺し、逮捕される夢まで見てしまった。
水谷豊は…
確実に、この頃の方がいい。
正統派の宇津井健さんと、動きのある演技の水谷豊。
とても、台本通りとは思えない。
正に、和製ジェームス ディーン。
黄色い娘は、
宇津井家の次女。
出番は少ないが…
当時、アイドル歌手だったらしい。
3人が見ているのは、
百恵と、岸恵子の写真だね。
岸恵子も、宇津井健とは知り合いの筈なのに、パリで緒形とまんざらでも無い関係だった事を黙っていた。
しかも、生きている事までも黙っていた。
信用ならないね。
百恵も、父親の一大事だって言うのに、パリですか…。
ところで、
前田家の、ひとり息子。
結構、いい味出してると思う。
今回の、竹下景子さん。