午後4時頃の渋谷駅周辺…
かなり、増えました。
隣の部屋に、変な人が住んでいる。
先日…
入浴中の出来事。（休みの日の昼間）
チャイムが鳴った。
入浴中だったので、無視した。
すると、ドアのハンドルを、ガチャガチャと…ドアを押したり引いたりする音がしていた。
（かなり強めに）
『何事…？』
と思い、早めに風呂を出て着替えた。
しばらくすると、またチャイムが鳴った。
ドアチェーンを掛けて、ドアを開け対応に出ると、お隣さんだった。
『わたしの部屋が…ガスの臭いがします…あなたの部屋…ガス漏れしてませんか…？ガスの元栓締まってますか？』
みたいなことを、言ってきた。
（言い忘れたけど、外人さんみたいな…外人かな？…多分）
『ガス…？…あなたの部屋がガス臭いのなら、あなたの部屋で、ガス漏れがしているのじゃありませんか？…多分…。僕の部屋は、ガス臭くはありませんよ。』
と…
なんだか、変なやり取りをした。
15分位すると、またチャイムが鳴った。
（またかよ…）って感じで、またまたドア越しに対応した。
『やっぱり、ガスの臭いがすごくします。あなたの部屋…臭いませんか？』
いや…何だかサッパリ訳がわからん。
『さっきも言った様に、うちはガスの臭いはしません（キッパリ）。でも、あなたの部屋でガス漏れがしているのだとすると、危険だから…建物全体が）ガス会社に連絡をした方がいいですよ』
と言って、納得させた。
その後、その隣人がガス会社に連絡をしたかどうかは、不明。
その後は、何もなかった。
数日後…
外出する為、ドアを閉めて、鍵を掛けようとガチャガチャとしていると…
待ってましたとばかりに、隣の部屋のドアが開いた。
（げっ…今度は何？）
と、身構えてしまった。
すると、
『この間は、すみません…わたし…風邪ひいていたから、鼻がおかしかったのかもしれません。ガスは大丈夫でした』
とか、言ってました。（なんか、文の組み立て方が変…やっぱ外人かな？）
それから数日後…
家の近くの横断歩道の信号機の下辺りに、その隣人の姿が見えました。
手に何かを持って…
横断歩道を渡る人に、それを見せながら、何か話しかけている様でした。
（あれ？…あの人、あの隣人か？）
僕も横断歩道を渡りました。
近くまで歩いて行くと、やっぱりあの隣人でした。
知らない人でもないので、軽く会釈しながら、こんにちは…と、言おうとすると。
『この人を知りませんか？…』
と、写真を見せてきました。
手に持っていたのは、普通サイズのちょっと色あせた写真でした。
その写真には、60がらみの欧米人の夫婦らしき2人が写っていました。
この人？…探しているのか？…両親？…でも何で？…それよりオレ、隣に住んでるんだけど、なんで聞くの？…忘れたの？…なんかヘン…やっぱ外人だったんだ…両親を探しているのか？…写真古いし、おかしいよ…。
いろいろ考えながら、家までの道を早歩きで、帰った。
