昭和52年(1977年)作品。
ウィスコンシン州の小さな町の話し。
主人公の、スターリング ノース。
これは…
原作者の少年期を振り返った物語だったらしい。
その朝スターリングは、遅刻をしてしまう。(第1話)
授業が始まっている中…
(腕を組んでいるのは、親友のオスカー)
結構余裕で入ってくる、スターリング。
先生に問われると、
母親は入院中…(10日前から)
で、今は父親と2人なのだが…
それ故に、2人は交代で朝食の準備をしていたらしい。
その朝は、
『今朝は、父が朝食の番だったんです……その父が寝坊をして…遅刻してしまいました…』
だから、僕は仕方なく…
みたいな事を平然と言う…。
再放送を含めて、何度かみた事はあるが、あまり好きではない。
理由は…
多分、スターリングみたいなヤツが苦手なんだな…僕は…"
で、
その日の放課後…
スターリングとオスカーの2人は、釣りに行く。
2人は、森の中で、銃声を聞いた。
『キツネでも撃っているんだろう』
オスカーは言った。
『キツネは飼えるだろうか?俺はキツネを飼ってみたいなぁ…』
スターリングは言った。
スターリングは、動物が好きで…
家では、セントバーナード犬のハウザー、スカンクやカラスなどを飼っているほどだった。
そんな時、
ハウザーが何かに反応した。
木の下に、何かいるらしい。
きっとキツネがいるんだ…
と、興奮するスターリング。
『ハウザー、掘ってみろ』
キツネだキツネだ…
興奮を抑えきれず、ハウザーと一緒になって穴を掘る、スターリング。
やはり何か…野生動物の巣だった。
静かに暮らしていたら…
突然……
自分よりも大きな何者かに家を壊されれば、ビックリするのは当たり前だよね。
オトナのあらいぐまが飛び出してきた。
恐怖と怒り…
木の上に逃げた あらいぐま。
しばらくして…
生まれて間もない、赤ん坊の あらいぐまが…。
この子が、後に ラスカル になるんだね。
あまりの可愛さに、スターリングは、
『俺はこいつを飼うことにした!』
と…。(おいおい…)
やめとけよ、こんなに小さいんだ死んじゃうぜ…無理だよ…と、オスカー。
少し考えて、
あの母親のあらいぐまも一緒に飼う。
と、スターリング。
つまりは…
赤ん坊の世話は、母親にみさせて、自分は……みたいな。
(静かに暮らしていたあらいぐまの親子をスターリングは…親子もろとも……)
この あらいぐまは、母親だったんだね。
『わたしの子にさわらないで!』
と、威嚇する。
そこへ…
さっきの銃声の主のおじさんが…。
チャンスとばかりに…
お母さんの、あらいぐまは…
撃たれてしまった。
毛皮は、帽子にされてしまうらしい。
母親を失ったあらいぐまの赤ちゃんは、スターリングに育てられることになる。
僕が"あらいぐまラスカル"を好きになれない…スターリングを好きになれない理由は、この一連の流れだね。
好きになれないね…
全く好きになれない
自己中心主義だね…
友達にはなれないね
そもそも…
平和な…
あらいぐま親子の生活を壊したのはスターリングだと思う。
そして…
母親は、撃ち殺されてしまった。
"あらいぐまラスカル"をみるなら、第2話か第3話からを、お勧めする。